法事の簡略化のイメージイラスト

縮小・簡略化という選択肢

高齢化や、参列者を集めることの負担などから、法事を家族だけで行う、あるいは僧侶に読経どきょうのみをお願いする、という形を選ぶ方も増えています。

大切なのは形ではない

法事の規模は、故人への想いの深さを表すものではありません。ご家族が無理なく、心を込めて故人を偲べる形であれば、それで十分です。

一般的な傾向と、続けることの意味

一般的には、葬儀・四十九日しじゅうくにち一周忌いっしゅうき三回忌さんかいき七回忌しちかいきまでを営み、それ以降は行わない方も多くいらっしゃいます。これも自然な選択の一つです。一方で、七回忌しちかいきより先も法要を続けていただくと、時が経ってもなお、故人様への想いをつなぎ続けることができ、それがご自身の暮らしを、少しずつ豊かにしてくれることでもあります。

もちろん、さまざまなご事情から、続けることが難しい場合もあると思います。それは、決して仕方のないことです。無理をする必要はまったくありません。できる範囲で、その時々の想いを込めて営んでいただくことが、何より大切です。一番大事なのは、形ではなく心です。

続けていくための一つの秘訣は、「やらなければいけないこと」ではなく「やりたくてやっていること」として捉えられるかどうかです。故人様のためだけでなく、ご自身のためでもある、という意識を持てると、法要は義務ではなく、大切な時間になっていきます。また、最初の頃の法要であまり無理をしすぎないことも、長く続けていくためには大切です。せっかく営むのであれば、受け身になりすぎず、気持ちよく、前向きな気持ちで臨んでいただけたらと思います。