お盆の時期には、ご先祖様の霊をお迎えするため、玄関先で「迎え火」を焚き、お盆の終わりには「送り火」を焚いてお見送りする、という習慣があります。地域によっては、精霊馬(きゅうりやなすで作る飾り)を用意するところもあります。
お彼岸の時期には、お墓参りをし、お墓や仏壇にお供えをして、ご先祖様に日頃の感謝を伝えます。
きゅうりの馬と、なすの牛に込められた願い
お盆の時期に見かける「精霊馬(しょうりょううま)」も、意味を知ると味わい深いお供えものです。きゅうりに足をつけたものは「馬」、なすに足をつけたものは「牛」を表しています。ご先祖様に、足の速い馬に乗って少しでも早く帰ってきてほしい、という願いをきゅうりの馬に、そして、あの世へ帰るときは、足の遅い牛に乗って、少しでもゆっくりこの世で過ごしてほしい、という願いをなすの牛に込めているのです。難しい作法ではなく、こうした願いを知って手を動かしてみることも、ご先祖様を思う一つの時間になります。

