数珠のイメージイラスト

数珠じゅずとは

お参りや読経どきょうの際に手にかける、珠を連ねた仏具です。もともとは、念仏やお経を唱えた回数を数えるための道具でした。

由来の歴史

数珠じゅずの起源は、約3500年前の古代インド・バラモン教で用いられていた「連珠」という道具にさかのぼるとされています。これをお釈迦様が、念仏や真言を唱えた回数を数える道具として取り入れられたのが始まりです。その後、中国を経て、日本には仏教が伝わった飛鳥時代(6世紀)ごろに伝来したと考えられています。奈良時代の文献(747年ごろの法隆寺ほうりゅうじ・大安寺の資財帳)にはすでに数珠じゅずの記載があり、聖徳太子しょうとくたいし聖武天皇しょうむてんのうが使用したとされる数珠じゅずが、現在も正倉院などに残されています。当初は貴族や僧侶など、限られた人々のための貴重な品でしたが、鎌倉時代に念仏の教えが広まったことをきっかけに、一般の人々にも普及していきました。

種類について

各宗派に対応した「本式数珠ほんしきじゅず」と、宗派を問わず使える「略式数珠りゃくしきじゅず」があります。多くの方は、略式数珠りゃくしきじゅずを持っていれば十分です。

意味

一つ一つの珠には、様々な意味が込められているとされますが、実用的には、お参りの際の心構えを整えるための道具、と捉えていただいて大丈夫です。