数珠じゅずは、もともとインドで、念仏やお経を唱えた回数を数えるための道具として使われ始めました。起源は約3500年前、古代インドのバラモン教で使われていた「連珠」という道具にさかのぼるとされ、これをお釈迦様が取り入れられたのが始まりです。中国を経て、日本には仏教伝来とほぼ同じ頃(飛鳥時代)に伝わったと考えられており、当初は貴族や僧侶など限られた人々の貴重な品でしたが、鎌倉時代に念仏の教えが広まる中で、一般の人々にも普及していきました。基本となる珠の数は108個とされ、これは仏教でいう「煩悩(心を乱すとらわれ)」の数が108あるとされることに由来する、という説が広く知られています。