お寺への連絡・依頼のタイミングのイメージイラスト

葬儀社との話が始まったら、次に考えたいのがお寺への連絡です。ここでは、菩提寺ぼだいじがある場合・ない場合、それぞれのタイミングと進め方を整理します。

「うちは菩提寺ぼだいじがない」と思っていても、実はご実家やご親族の代からお付き合いのあるお寺がある、というケースは少なくありません。まずは、ご両親やご兄弟、ご親族に「うちのお墓はどちらのお寺にありますか」と聞いてみることをおすすめします。仏壇や過去帳(ご先祖のお名前を記した帳面)があれば、そこにお寺の名前が記されていることもあります。

菩提寺ぼだいじが分かったら、葬儀の日程を決める前に、できるだけ早く連絡するのが基本です。火葬場の空き状況とあわせて、お寺の都合も調整しながら通夜・葬儀の日程を決めていくため、連絡が早いほど、希望に近い日程で進めやすくなります。

電話で伝える内容は、亡くなられた方のお名前・亡くなられた日時・通夜と葬儀の希望日程の3つで十分です。細かい段取りや戒名かいみょう法名ほうみょうのご相談は、この段階ですべて決める必要はありません。

確認しても菩提寺ぼだいじが見つからない場合、次のような方法で探すことができます。

正直に申し上げると、今の時代、お寺を自分から探して連絡するというのは、勇気がいることだと感じる方も多いと思います。何をどう聞けばいいのか分からず、ためらってしまうのも無理はありません。

ですが、思い切って直接ご連絡いただければ、どのような形であれ、必ず対応してもらえます。お寺は本来、そうした時のためにあるものです。もしうまく力になれないお寺があったとしても、他のお寺をご紹介いただけることがほとんどです。私たち僧侶の側も、もっと相談しやすい存在になっていく必要があると感じています。どうか怖がらずに、ご連絡いただければと思います。

宗派についても、特にこだわりがなければ、ご家族の考えで選んでいただいて構いません。どの宗派であっても、丁寧に見送りたいという気持ちに変わりはありません

「こんな時間に電話をしてもいいのだろうか」と、ためらわれる方は多いです。ですが、多くのお寺は、こうしたご連絡にいつでも対応できるようにしています。分かった時点で、遠慮なくご連絡いただいて大丈夫です。