私たちが日常的に使っている言葉の中には、仏教の考え方や仏典に由来するものが数多くあります。
- 愛嬌(あいきょう):もとは、仏様の慈しみ深い表情を表す言葉でした
- 意地(いじ):もとは、仏教で「心のあり方」を意味する言葉でした
- 利益(りやく/りえき):もとは、仏様の教えによってもたらされる恵みを意味する言葉でした
- 世間(せけん):もとは、私たちが生きているこの世界そのものを指す仏教用語でした
- 億劫(おっくう):もとは「劫(こう)」という、想像もつかないほど長い時間を表す仏教語でした
「億劫」の由来にある、気の遠くなる話
「面倒くさい」という意味で使う「億劫」も、もとをたどると壮大な話にたどり着きます。仏教で「劫(こう)」とは、100年に一度、天女が大きな岩を薄い衣でひとなでし、それを繰り返して岩がすり減ってなくなるまでの時間、というたとえで表される、気の遠くなるほど長い時間の単位です。その「劫」をさらに1億倍したのが「億劫」。あまりに時間がかかりすぎることから、「面倒で気が進まない」という今の意味につながっていったといわれています。

