教え
大日如来の教えを、身・口・意(からだ・ことば・こころ)を通じて体得していく、密教の教えを大切にしています。
密教ならではの、特徴的な儀式・考え方
真言宗は、他の多くの宗派とは一線を画す、独自の実践方法を持っています。三密(さんみつ):からだ(身)で仏の姿を表す印を結び、ことば(口)で真言(マントラ)を唱え、こころ(意)で仏を思い描く。この3つを一体となって行うことで、大日如来と一つになろうとする実践です。即身成仏(そくしんじょうぶつ):この身のまま、この一生のうちに仏になれるという、独自の考え方を説きます。護摩焚き(ごまだき):願い事を書いた木の札(護摩木)を、僧侶が真言を唱えながら燃え盛る炎にくべる儀式です。煩悩を焼き尽くし、仏の智慧に変えるという意味が込められており、迫力ある炎の様子は、今も各地の護摩堂で見ることができます。
開祖の生涯
空海は774年、讃岐国(現在の香川県)に生まれ、幼名を真魚(まお)といいました。18歳で都の大学に入学しましたが、出世のための学問よりも、人を救う仏教の道を志し、大学を中退します。その後、遣唐使として唐に渡り、青龍寺の恵果和尚から、密教の教えを直接授かりました。帰国後、真言宗を開き、816年、嵯峨天皇から**高野山を修行の道場として与えられます。京都の東寺**でも教えを広め、身分にかかわらず学べる、日本で初めての庶民のための学校(綜芸種智院)を開くなど、教育活動にも力を注ぎました。835年、62歳のとき、高野山にて入定(にゅうじょう)されたと伝えられています。空海は、今もなお高野山の奥之院で瞑想を続けている、という信仰があり、多くの人々が参拝に訪れています。

